1950-04-08 第7回国会 衆議院 本会議 第35号
また特殊なる路線の例をあげてみますと、岩手県の小本線沿線のごときは、現在の日本の製鉄業維持のために絶対に必要な岩手粘土があつて、その搬出には、索道とトラツクによつて宇野駅まで小運送いたしておるのでありますが、その輸送費はトン当り約八百円という高いものでありまして、粘土原価の約三分の一に及んでおるのであります。
また特殊なる路線の例をあげてみますと、岩手県の小本線沿線のごときは、現在の日本の製鉄業維持のために絶対に必要な岩手粘土があつて、その搬出には、索道とトラツクによつて宇野駅まで小運送いたしておるのでありますが、その輸送費はトン当り約八百円という高いものでありまして、粘土原価の約三分の一に及んでおるのであります。
黒字になり、かつ便益を與えることも大きなものがあるように調査をいたしておるのでありますが、逆に直接の採算が成立たない例を申し上げますと、小本線、いわゆる宇津野・浅内間一一・五キロの、ごときは、現在の日本の製鉄業を維持するために、絶対必要な岩手粘土の搬出上必要とするのでありますが、現在これの搬出のためには、索道とトラツクによつて宇津野駅まで小運送をいたしておるので、トン当りの実費は約八百円を要し、粘土原価